肩関節脱臼
概説
後方からの外力によって発生する直達外力、転倒、重いものをなげようとし、自家筋力によって発生する介達外力で受傷する場合があります。そのため肩関節脱臼は脱臼の中でも発生頻度が高いものの一つです。
発生頻度が高い理由としては、骨頭に対し関節窩が小さい、広い関節可動域がある、関節包・補強靭帯の緩みがある、関節の固定を筋に依存しているため、体表に突出した部分があり、外力を受けやすいなどの理由が挙げられます。
年齢層では成人に発生しやすいと言われています。
症状
外観上の特徴として肩峰の角状突出、上腕骨頭の位置異常、三角筋の膨隆消失、弾発性固定などがあります。
治療
当院では、脱臼した際の合併損傷(バンカート損傷、ヒルサックス損傷、上腕骨大結節骨折、腋窩神経・筋皮神経の損傷、腋窩動脈の損傷)を確認したうえで初期治療を行っています。また、間違われやすい上腕骨外科頚骨折との鑑別も行っています。
合併損傷があった場合、整復後固定期間が短かった場合、周囲軟部組織の回復が十分でなかった場合などの原因で反復性脱臼に移行してしまうリスクがあります。患者さん自身で取り外しできない固定を約3週間行い、再発防止と軟部組織の回復を目的とすることで、治癒後の再脱臼率を下げることが出来ます。その為、固定期間中の管理、固定除去の時期などの判断が重要です。
のぞみ整形外科・
内科クリニック概要理事長 | 住田憲祐医師(AKA-博田法指導医) |
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標榜科目 | 整形外科、リハビリ科、内科、訪問リハビリ |
住所 | 千葉県流山市南流山1-18-13 |
電話 | 04-7159-8899 |
アクセス | つくばエクスプレス、JR武蔵野線、南流山駅徒歩3分 |
診療時間
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